2010年12月16日木曜日

【完結】感動した!APPBANKの村井ちゃん講演!iPhoneへの情熱がスゴい!(3/3)

3部構成の第3弾です!完結です!
1部と2部はこちらからお読みください。

iPhone、iPadアプリレビューに特化したWebサイト『 APPBANK 』
12月14日(火)夜、秋葉原でiPhoneアプリに関する講演を行われました。
その模様をTwitCastingで生中継してありました。
僕はこの内容にもの凄い感動を覚えました。
今回はその模様を出来る限り文字として皆様にお届けします。
=講演の続き=
2010年の振り返り-9月
私たち、日本ツアーやっているんですね。
APPBANK JAPAN ツアーとして日本の9都市を回ってきたんですけども、
これは企画してから " すぐ " です。

このJAPANツアー開催のきっかけは、
忙しさに対して、目の前のことしか出来ていなかったAPPBANKが、
今後、iPhone市場とAPPBANKを伸ばしていく為には、
もっともっと裾を広げないといけない!
全国でiPhoneユーザーと手に取ってiPhoneの楽しみ方を伝えないとダメだ!
そしてこのように全国の9都市を駆け巡った訳なんです。
スゴいんですよ!!大阪では220人。スゴい数集まって頂けるんですよ。
もう、気分は『オレたちはロックスターだ!』
僕たちは『アプリのレビューしているだけ』ですよ。
アプリのレビューをしているだけ。

もっと言うと『ニートみたいなもん』ですよ。
朝起きたら、ゲームで遊んで、スクショ撮りながら、
感想書いているんですよ!『面白かった♪』って。

もう本当に朝から晩まで、ゲームで遊んで感想書いている人間が、
チームを組んで9大都市を回るんですよ…。JAPANツアーとか言って。
オレたちはロックスターだ!


いや、違う。Zen Artistだ!!こういう絵が出来ちゃうんですよね。

要するにこういう事なんですね…。

いや〜フジナガさんにAPPBANKはかなり影響受けていますよね…。

新しい人たちをたくさん見せてくれたし、
iPhoneアプリを『新たに造り出そうとする場所がある』というだけで、
日本のiPhone市場で、私たちが日々オフ会をする意味もあるだろうし、
APPBANKのサイト更新だけでなく、TVで頑張る意味もあるだろうし、

色々な意味が繋がってくるだろうと感じております。
2010年のAPPBANKにもの凄く良い印象を与えてくれたフジナガさん。



APPBANKからオフィシャルトレーナーとキャップが進呈されました。



アプリを作る皆様にメッセージを送りたいのですが、

この市場は世界でイッチバン熱い市場だ…。
正直、夏くらいに停滞を感じる時期もあって、
うぅ〜ん。どうやったらもっと面白くなるんだろう…。


アプリを作るにあたって皆さんにこれをやって欲しいなと思います。
日本のAppStoreで発売するからといって、日本の開発者と戦う訳ではない。
世界中の開発者と戦っている訳です!
海外の開発者はiPhoneが本当に好きです。同じように好きになって頂く。
この事は本当に必要だなぁと思います。


そして、友達に自慢できるアプリを作って欲しい。
そして、実際に自慢をして欲しい。
アプリを口コミで広げるという事は絶対に必要です。
自分が作ったアプリは絶対に自慢して欲しい。
『オレこんなアプリ作ったんだぜ!ちょっと遊んでみてよ!』とか。
そして、その友達も、他の友達に方に自慢をさせて欲しい。
友達が自慢したくなるアプリを作って頂く。
結局、APPBANKや他のメディアに取り上げられる事を含めて、
こういう会話が無ければ絶対に成り立たない!絶対に紹介されない!
『 このアプリすごいよ 』
『 あのアプリもう使った? 』
この一ヶ月は『 アキネーター(Akinator) 』がこの会話を独占していますよね。
あんなアキネーターに持っていかせて良いのか?
(アキネーター誰が作ってるんですか?知らないんですけど…
と小声で訪ねる村井ちゃん♪)

私たちはこのように話題に上がるアプリをレビューしていきたいと思ってます。
APPBANKはiPhoneが好きな皆様の為に、
どこまでも頑張っていきたいと思ってます。

APPBANKを引き続き宜しくお願い致します!

そして…
今日、この講座が終わってから振り返って欲しいんです…。
自分自身に問いかけて欲しいんです…。
俺たちはZen Artistになれているのか?と…。
iPhoneアプリ開発というのはアーティストですからね!
「なれていない」と思う人はもう一度受講して欲しいと思います!
もう一度申し込みましょう!
フジナガさんの代わりに言わせて頂きました。
以上です。APPBANKの村井でございました。ありがとうございました。


=質疑応答=
ここから受講生の質問を村井ちゃんが応えます!(約10分間)
質問①
どうやって新しいものの中からプライオリティを付けてレビューしているの?
村井ちゃんの回答
え〜とですね。非常にシンプルです。
AppStoreの新着で出てくるアプリを全て見てます。
最近は1日200本くらいのアプリが出ています。
昨年は1日800本くらいあったりで、非常に大変でした。
その200本を、朝机に座ってから全て見ています。
(僕は新着アプリの見方が個人的に気になります…。)

但し、全てをダウンロードしている訳ではありません。
てのアプリの説明文とスクリーンショットを見ています。
その中で引っかかるもの。
やはりスクリーンショットでアプリの雰囲気は見えるので、
デザインやボタンの配置、この段階でかなり絞り込みます。

そこから先はAPPBANKのライター7人次第になります。
編集長が割り振りをやるのですが、
カメラアプリだからこのライター。Twitterアプリだからこのライター。
そのような感じで割り振ります。

各ライターは編集長から指示が来た時点でアプリをダウンロードします。
そして実際に触ってみて、アプリをレビューするかどうかを決めます。
ダウンロードはしたけれども、レビューをしていないアプリはかなりあります。

1日200本出ていますので、レビューするアプリは5%いかない程度です。
新着で見る時、もしくはアップデートでランキングが上がってきて、
再び話題になっているアプリを見ています。



質問②
私もブログやTwitterをやって、ちょっとしたメディア的なものをやっています。
APPBANKさんのようなデカイメディアを作れるようになりたいんです。
APPBANKは最初どのように作ってきたのかが知りたいです。
村井ちゃんの回答
ぶっちゃげ『何もしてない!』
逆に言うと、『毎日休まずに書き続けた』んですね。
APPBANKは1日12~13本アプリのレビューを公開しています。

2010年の最初は3 人でした。現在の半分以下の人数でした。
もっと言うと、昨年の秋までは2人だったんです。
私(村井ちゃん)と編集長( @appbank さん )の2人で1年半やってました。

その時はレビューを1日に7~8本公開していました。

毎日まとまった本数(5本とかその程度)のアプリレビューをしているサイトが、
英語圏を含めて今でも世界に無いんです。
それで、『自ずと』だと思います。

『APPBANKのライバルサイト立ち上げます!』と言うサイトは
結構多いんですよ…。
『APPBANKのライバルサイト立ち上げます!アドバイスください!』
とか言われちゃって…。
色々話すんですけど、だいたい皆『辛くて辞めちゃう』んですよ…。
アプリレビューって辛いんです!

皆さん、自分の好きなアプリを5個とか10個とかピックアップして、
そのくらいの本数ならすぐにレビュー書けると思うんですよ。
但し、そこから先ですよ。
恐らく2年間、毎日休まず1日4本のレビューを書け!と言われて、
出来る人は100人中1人も居ないですよ…。

私たちはなんでやっていたかと言うと、
『iPhoneで仕事がしたかったから』です。
『ただ、それだけですね…。』
(個人的にここは一番感動しました)

全ての携帯がダメになると思ったので、
iPhoneで何か出来なければ、私たちは将来何がやりたいか解らなくなる。
そう思いました。
『ここに人生全てを懸けよう!』

だから最初ゲロ吐きそうでした…。
私も編集長も『物書き』では無いんですよ。
物を書いた経験が無くて、ある日唐突にAPPBANKを始めたんです。

日記とかブログとかを書いていた訳でもない。
だから自分が書いた文章を世の中に発信していくという行為事態に、
最初ゲロ吐きそうでした…。
朝から晩までずっとやるという事が、最初本当にしんどかった…。
今ではもう慣れましたけど…。

APPBANKみたいなサイトが生まれない理由は
『続けられないから』です。
日曜日も休んでしまうからです。すいません。乱暴な言い方でした。



質問②
APPBANKでは寄稿を受け付けられていると聞いています。
サイトにレビューされる記事の数に対し、寄稿の割合はどの程度なのか?
また、この会場だけに教えられる寄稿が採用され易い書き方があれば…。
村井ちゃんの回答
『寄稿が採用され易い書き方はあります!』
すごく解り易いです。まず日本語を書いて下さい。
正直に言いますと、寄稿はメチャメチャ来ます。
1日に平均12~13本来ます。APPBANKの寄稿の比率は1割
要するに1日1本、多い日で2本の寄稿をサイトに掲載します。

そうすると1日に10本寄稿を頂いたら8本はボツなんです。
どこを見てボツにしているのかと言うと、
『こんな大企業が書いてくる寄稿の文章がコレ…?』
本当に日本語がわからないんですよ!
お前!何か書いてんだ?この寄稿!?
このような寄稿がまず多い!

次に、『開発者なんだからもっと丁寧に書いてよ!』
開発者ならAPPBANKが書いているレビューなんかより、
雑なレビューで寄稿なんてしてくるなよ!と正直思います。
アプリを作るときの情熱を文章に載せてくれ!
APPBANKの記事で、ライターがスゴく気分良く書いている記事は、
もの凄く閲覧数が伸びるんです。
但し、面白く無いと思いながら、テンション低く記事を書いていると、
記事の閲覧数にそのまま直結するんです。

だから開発者の人がもっとノリノリで、
この熱いアプリを使ってくれ!!
と書いてくれなきゃダメな筈なのに、
寄稿を見ていて、全く私に伝わってこないんですよ。
だからボツです。これが一番大きい要因です。



2番目の要因はこちらです。
全くの類似アプリで遥かに高機能で、遥かに安い金額。
そしてそのアプリが定番アプリとして市場に出回っている場合。

その場合、文章等の寄稿内容が良くてもボツにする理由ですが、
単純に『マーケット調査していなさ過ぎだろ…』と。
何故、お前はそのアプリを作ったんだ?というアプリが結構ある。

類似キーワードでチェックすれば死ぬ程出てきます。
まず着手する前にチェックしましょう…。

350円で販売していて、寄稿を掲載し読者に買って頂く事と、
以前紹介した115円で遥かに高機能なアプリを比べるのであれば、
APPBANKは後者を紹介したいですよ。
『読者の皆さんには良いアプリを買って欲しい』
これが2番目の理由です。

これら2つが『バシっ』となっていればほぼ掲載しています。
但し、掲載まで1ヶ月待ちとかなんです…。
余りにも寄稿のストックがたまり続けると、どこかで止めます。
寄稿の受付自体を中止したときも過去にはありました。
今、この瞬間にも私のところに寄稿が60本もあります。
この60件は掲載て良い寄稿の数です。
とにかくこの寄稿を掲載しなければ、ストックが溜まるだけですので…。
でも、開発者の方は寄稿はやらないよりやった方が絶対に良いです。

あと、よくあるケースなのが、
先にAPPBANKのライターが書いていたというケースです。
今日もありましたが『サンプラーthe中野くん』というアプリ
あちらも寄稿を頂いていました。
このアプリはウチの @iTakahashikun が既に書いていました。
その場合はAPPBANKのライターが書いた記事を優先します。
だって、APPBANKのライターが書いた記事の方が面白いから。

これで質疑応答まで終了して、深々とお礼をしている村井ちゃん。

そこで今回の講演生中継を裏で支えてくれた @kazuend さん から一言

kazuend さんからの挨拶
『Twitcastingを見て頂いた皆さんありがとうございました』
『これからもAPPBANK頑張りますので宜しくお願いします。失礼します』

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3回に分けて掲載させて頂き、APPBANKさんの朝刊にリンクまで貼って頂き
たくさんの方に読んで頂けました。APPBANKの皆様ありがとうございました。
そしてブログにお越し頂きました皆様ありがとうございました。

何度かUSTREAMやTwitcastingで聞いた事があった村井さんの講演。
今回はまた特別な内容で、村井さんの情熱を感じれるものでした。

iPhoneで仕事をするんだという情熱。
iPhone市場を開発者と一緒に盛り上げる努力。
日本全国のiPhoneユーザーにもっと楽しんでもらう地道な活動。
APPBANK読者へ、APPBANKライターへの愛情。
この2年と数ヶ月で多くのiPhoneユーザーが感謝していると思います。
これからもAPPBANKの繁栄を心から祈りまとめとさせて頂きます。

ご覧頂きまして誠にありがとうございました。
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この講演(第2部)で話題に上がったアプリ

◉ツイットキャスティング・ライブ
この講演を生中継できたのはこのアプリがあったから!
個人でもiPhone一つでインターネット生放送が簡単に楽しめます。
TwitCasting Live - sidefeed, Inc.



◉ツイキャス・ビューワー
ツイットキャスティングを見るときのアプリです。
このアプリがあれば、気に入った放送が始まった時に、
メール受信のような感覚でプッシュ通知で教えてくれます。
TwitCasting Viewer - sidefeed, Inc.


◉Zen Artist:水墨画の世界
iPadのアプリです。指先で水墨画のような絵を描く事が出来ます。
ここまでキレイな仕上がりなのに、ものすごく安いアプリです。
Zen Artist - Eagle Inc.


◉Akinator( アキネーター )
ランプの魔人があなたの頭の中に思い浮かべた人物を当ててくれます。
有名人や漫画のキャラクター等をバシバシ当ててきます。
Akinator - Scimob




◉サンプラーthe中野くん
あの爆風スランプでお馴染みのサンプラザ中野くん。
そのサンプラザ中野くんの声で遊べるボイス・リズムアプリ
落書きみたいですが、立派なアプリです。


Sampler the Nakano-kun - aoi digital creation inc.

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