iPhoneを楽しく使う為には必須のサイトです。
僕もこのサイトで、iPhoneに関するたくさんの事を知りました。
iPhoneユーザーなら絶対に知っておくべきサイトです。
その代表である『村井ちゃん』( Twitterアカウント @entrypostman )が、
12月14日(火)夜、秋葉原でiPhoneアプリに関する講演を行われました。
その模様をTwitCastingで生中継してありました。
僕はこの内容にもの凄い感動を覚えました。
今回はその模様を出来る限り文字として皆様にお届けします。
=講演スタート=
皆様こんばんは。アップバンクの村井でございます。
本日なんですけど30分程お時間を頂いてお話しをさせて頂きます。
アップバンクから軽く紹介させて頂きます。
iPhoneとiPadアプリを紹介するという事に特化したサイトです。
2008年10月開設で、それから約2年と2ヶ月で8,500本の記事を公開。
アプリ探しの定番サイトということで、月間100万人の方に訪れて頂いています。
APPBANKがどのような経由で見られているかといいますと、
iPhoneからが45%。iPadが15%。iPod touchからが6%。
iPhoneとiPad向けにAPPBANK専用アプリを作っているが、
iOSデバイスからの閲覧で約70%を占めている。
WindowsとMacからの閲覧が30%程度であります。
皆さんがアプリを探しに来てくれているサイト。
それがAPPBANKであります。
私たちが2年前にAPPBANKを始めたキッカケなんですけど、
次の一点に尽きます。
多くの人に『iPhone』の魅力を伝えたい。
もともと私は10年くらいdocomoユーザーだったんですけれども、
2008年7月、発売日当日にiPhoneを買った人間なのですが、
触った瞬間に『これはスゴいものが出たな!』と。
本当はdocomoと2台持ちを考えていたんですけど、
翌日にはdocomoを解約していたんですね。
触った当初に感じた事なんですが、
『3年後には全てのケータイvsiPhoneとなって戦う時代が来るだろうな』と。
『戦ったとして、iPhoneが勝ってしまう時代になるだろうな』と。
『PCを含めた全てのインターネットvsiPhoneでiPhoneが勝つ』
そのくらいの時代が来るんじゃないだろうか?
それぐらいのインパクトを最初受けました。
何かしらiPhoneに関わるビジネスがしたいと思いました。
アプリを開発して、アプリを販売して収益を上げたいと思ったんですが、
その当時レインボーアップスクールが無かったので、
アプリの開発が出来ない。勉強する場所が解らない。
ではアプリのレビューでもしながら、将来自分たちがアプリを作った際に、
宣伝出来る場所として、メディアを持つと言う事は良いんじゃないだろうか?
アプリを作るにしても、アプリを話題としたメディアをやるとしても。
iPhoneの周辺で何か楽しむとしたら、『アプリしか無い!』
こういうことで、APPBANKを始めました。
そして2年間、ほぼ無休でサイトを運営して来ました。
今日は2010年のAppStoreがどういう感じだったのか?
というのを話したいんですけれども、
こちらは、今iTunesを開くと見れるんですけど、
2010年のiPhoneアプリのダウンロードランキングが
Appleから公式に発表されました。幾つか一緒に見ていきましょう。
これを見て面白く無いですか?
日本の無料アプリのダウンロードランキング。
1位が『乗り換え案内』、2位が『電話帳かんたんコピー』、
3位が『クックパッド』、4位が『天気予報』、5位が『Skype』、
6位がまた連絡先の交換で『Bump』、そして7位が『新聞』、
で、8位ここで初めてゲーム『Touch the Numbers』、
9位で『Twitter』が来て、10位が『漢字力診断』。
このランキングは非常に『日本的』なランキングだなぁと思うんですが、
日本人はツール系、便利系のアプリが大好きだな!と。
アメリカ等は、エンタメ系やゲーム系が大好き。
1位が乗り換え案内とは衝撃的でした。
今日は無料ゲームだけを注目して持って来ました。
無料という事で、3Dで作り込んだリッチなゲームが入っていない。
どれもシンプルな定番ものなゲーム。ブランドもののゲームが無い。
『誰が作ってもいいんじゃねぇの?』というゲームがランクイン。
この中で資本が必要な大手ゲームメーカーが出すべきゲームは無い。
無料ゲームはタッチスクルーンを重視したゲームがランクインしている。
iPhoneに対して丁寧なゲームがここにランクインしている。
次に有料総合ランキング。これも日本人らしい。
無料もそうだが、『日本人はどんだけツール系が好きなんだ!』
スゴくたくさんのゲームが出たが、ランクインはたったの2本…。
しかも、5位と10位という中途半端なランキング…。
世界中で色々な書籍が出て、もてはやされた『Good Reader』も
『サクッと交換』には勝てなかった…。
日本人がガラケーで、如何に赤外線で連絡先を交換していたか…。
iPhoneはその赤外線通信が無かった…。日本人は全員気付くこと。
但し、言う程そういうアプリが無いんですよ…。
8位、写真のフォルダ管理。
こういうアプリが入る事はスゴく面白いですね。
iPhoneで写真を撮るとアルバムに写真が入りますよね。
『あれでは満足出来ない。標準機能では満足出来ない!』
このアプリはフォルダごとに写真を管理出来て、
フォルダごとにパスワードをかける事が出来る。
このアプリが2010年の有料ランキング8位に入る。
スゴく刺激的ですねぇ。
次に、有料ゲームランキングを見てみましょう。
有料ゲームで、やっとこさ『こうだよね』という
落ち着くランキングになってきます。
iPhoneで初めて出たというアプリは3本!
『つみねこ』『ウォーリー』『CHAOS RINGS』の3つ。
この結果は2010年を振り返るにあたり、非常に興味深いですよね。
大手ゲームメーカーが本腰を入れて臨んできて、勝負を挑んできて、
且つ、大手ゲームメーカーが成功してきたんだなぁという結果。
極論、インディーと言ったら『つみねこ』しか入っていない。
ということで、ランキングを見ながら2010年の所感を。
この3点です。
一つ目の所感
確実にビジネスになる市場となるよう成長してきたと感じます。
企業がトライしたとして、その上でビジネスになりうるという意味も含めて、
ビジネスになってきたなぁと感じます。
二つ目の所感
新規でiPhoneを購入するユーザー数がずっと止まっていない!
携帯売上ランキングでも、上位をず〜とiPhoneが独占しています。
その為、定番のアプリがずっと売れている。
新規でiPhoneユーザーが増える分だけ、定番アプリは売れ続ける。
トータル売上ランキングもiTunesで発表されていて、
その中で『大辞林』が第3位!辞書のアプリ。
定番系のアプリが強いと思います。しかしまだ定番は出揃っていない!
ここは狙い目ではないかと思います。
三つ目の所感
Appleの勢いに全デベロッパが翻弄された1年。
今年の2月、グラビア系アプリが全てAppStoreから削除された。
去年の後半から今年の冒頭にかけて、グラビア系のアプリが
有料、無料も含めてランキングの上位に入っていた。
行けるぞ!となっていたデベロッパが多い中、
ある日を境に全てリジェクト…。
3月はiOSの非公式APIを使っているアプリをバシバシとリジェクト。
デベロッパを凹ました…。
と、思えばiPad、iPhone4を発売し、ユーザーを盛り上げ、市場を拡大。
Appleも毎月のようにイベントを行い、情報ラッシュとなり、
ユーザーもデベロッパも注目させ、ハラハラさせて、
アップルの状況を見ないと何も出来ないという状況にさせた。
Appleの情報の波について来れた人だけが生き残った1年。
この市場で生き残っていくには、精神的にタフじゃないと無理。
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第2部に続きます。
アプリのマーケティングからお話しが始まります。
近日中に頑張って公開しますので、またご覧下さい。
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この講演で話題に上がった2010年注目アプリ
◉AppBank for iPhone
iPhoneでアップバンクを閲覧出来るアプリ
◉AppBank for iPad
iPadでアップバンクを閲覧出来るアプリ
◉乗り換え案内
村井ちゃんが衝撃を受けた無料総合ランキング1位!
赤外線機能がないiPhoneの連絡先交換必須アプリ
世界的に評価が高い、PDF等様々なファイルを読めるアプリ
写真を細かくフォルダ分けでき、フォルダごとにパスワードがかけられる
◉つみネコ
1年半連続ランクインを果たす、iPhone発信の大人気ゲーム
◉Where's Wally?
みんなが知っているウォーリーを探せ!をiPhoneで。
◉CHAOS RINGS
スクウェアエニックスがiPhone用に満を持して発表した本格ゲーム
◉大辞林
iPhoneのCMでもお馴染みの、iPhoneアプリで好評価のド定番辞書アプリ!
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