3部構成の第2弾です！！
第一弾はこちらからお読みください。
iPhone、iPadアプリレビューに特化したWebサイト『 APPBANK 』
12月14日(火)夜、秋葉原でiPhoneアプリに関する講演を行われました。
その模様をTwitCastingで生中継してありました。
僕はこの内容にもの凄い感動を覚えました。
今回はその模様を出来る限り文字として皆様にお届けします。
アプリのマーケティングの話しをしたいなぁと思います。
どうやったら『自分のアプリが売れるキッカケを作れるのか？』
どうやったら『市場に対してアプリーチできるキッカケを持てるのか？』
前提として『ランキンが全て』です。
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ポイントが2つありまして、1つは録画が残っていませんでした。
230円で販売し、Saleで110円にするとランキングが上昇する可能性あり？
販売当初以外にも、長期にランキングへアプローチできる可能性が高い？
Sale期間が終わり価格を戻しても、有料ランキングに表示され続ける事ができる。
このようなお話しだと思います。
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2つ目のポイントとして、
Sale情報に次いで人気となっているAPPBANKの記事『朝刊・夕刊』
なんでこれをピックアップしているのか？というと、
iPhoneアプリに関わっている方は、ブログとかで
『こういう事で上手くいったよ』や『こういう事で苦労したよ』など、
色々な記事を書かれている方が多いと思います。
APPBANKはそういう人たちを応援したい。
もっと世の中にその方々の記事が出ると良いと思っています。
なので積極的に探して、記事の内容を見て掲載したいと考えております。
APPBANKの『朝刊・夕刊は』3つの項目で構成されています。
①本日のピックアップ
②iPhone / iPad関連
③iPhone / iPad以外にもネタ、お気に入りブログの情報など
仮に『本日のピックアップ』にリンクが掲載されると、
多いときは5,000人くらいリンク先に飛んでいくんです。
それがキッカケでブログを知って頂けて、Twitterを知ってもらって、
人となりを見てもらいながらファンになって頂く。
『この人の作ったアプリなら買ってみようかな？』
こういった活動も非常に大切です。
アプリで活動されている方は、
Twitterやブログも非常に熱心に取り組まれている方が多く、
APPBANKは情報発信をされる方を応援したいと考えています。
アプリを作られる方は公開できる範囲で良いので積極的に公開して欲しい。
それをAPPBANKはピックアップして情報を紹介し、ユーザーに届けたい。
以上が2010年の総評と皆様へのアドバイスでした。
実は、ここからが私的には今日の本番なんですけれども、
ここからは個人的な1年間の感想として、皆様にお伝えしたいと思います。
今年の春に『2010年は大手ゲームメーカーの時代だ！』
と市場をさんざん煽っていました。
去年まではランキングにメジャーゲームが並ぶ事が一切無かったんです。
インディーインディーとしていました。
私は大手ゲームメーカーに参入して頂き、儲かって頂かなければ、
iPhoneの裾は広がらないなぁと考えていました。
そういった意味で、大手ゲームメーカーには頑張って欲しかったんです。
そこで今年の春は、さんざん大手ゲームメーカーを煽りました。
終わってみれば2010年はそうなりました。
但し、そうなったらそうなったで『ぜんぜん面白く無い！』
AppStoreというのは、もっとインディーな開発者たちが、
独創的なアイデアで勝負し、時に一攫千金を得られるような、
混沌としたカオスなマーケットでなければならないと思っています！
もっとメチャクチャな場所じゃなければダメだと思っているんです。
大手メーカーが『過去のブランド資産』とか『大金をつぎ込んだ開発』とか、
それが『まんま上手くいっちゃう』市場とかはいったいどうなんだ！！
ランキングの上位をそんな彼らが占めて良いものかっ！
振り返れば2009年はメチャメチャ面白いゲームがインディーから出ていた。
HOMERUN BATTLE 3Dとかなんですが、
ノンブランドで、iPhoneオリジナルでボンと出てきて、
恐らく全世界で1位を取ったゲームなんですが、メチャメチャ面白かった。
こんなゲームがiPhoneで遊べるんだ！と本当にワクワクしたし、
没頭して、毎日何時間も遊んでしまったゲームなんです。
2010年こういうゲームがランキングに食い込んでいないのは
『そりゃ無ぇだろ！』と思ったんです。
では2011年…。誰か『ちゃぶ台』をひっくり返すヤツはいないのか？
2011年を考える前に、2010年を詳しく振り返るしかないだろうと…。
2011年を考える前に、2010年を詳しく振り返るしかないだろうと…。
2010年の振り返り-1月
グラビアアプリ全盛期。
グラビアアプリ全盛期。
去年の下旬から、本当に下品な市場になっていた。ランキングが…。
息を吹きかけてパンチラを楽しんだりと、
本当にしょーもないアプリが流行っていた！
この時期っていうのは、『APPBANK』が一番ノリノリな時期でした☆
本当にノリノリでやっていた！気分が良かったですね☆
毎日この時期に朝一発目に紹介する記事は、
『おはようグラビア』という記事だったんですよ♪
本当にこの時期のAPPBANKはイケイケ！ドンドン！！だったんですけど、
サイトのトラフィックの30%がグラビア記事だったんです。本当に不健全でした☆
そんなイケイケ！ドンドン！！なAppStoreに衝撃な事件がが…。
2010年の振り返り-2月
ファイナルファンタジー発売！！合い言葉は『のばら』
ファイナルファンタジー発売！！合い言葉は『のばら』
2008年から携わってきた私たちからしたら『涙が出るほど嬉しい』
iPhoneというたった一つの携帯に、スクウェアエニックスが
看板タイトル『ファイナルファンタジー』を出してくれた。
スクウェアエニックスがiPhoneゲームを認めてくれた。
しかもⅠとⅡを同時発売。しかも1,000円。
『売れるのぉ〜？』と思っていたら、半日経たずに『1位』。
ファイナルファンタジーが出た瞬間に、AppStoreの風が変わりました！
それまでは有料アプリが本当に売れなかった…。
有料アプリを買わなかったユーザーが、FFがあるから買って、
一度財布の紐を緩めてしまって、アプリを楽しむという事を知ってしまって、
ドンドンドンドンとアプリを買うようになった。
このお陰で他のiPhoneアプリデベロッパーは本当に得していますよ！
この風に乗らないでどうする！APPBANKは乗りましたよ〜！
2010年の振り返り-2月下旬~3月
って思ってたらですよ…。グラビアアプリが消えました…。
って思ってたらですよ…。グラビアアプリが消えました…。
私たちの一番の人気コンテンツが無くなってしまったんですよ…。
スゴかったんですよ…。トラフィックの落ち方が…。
私たちはぐんぐん右肩上がりで上がっていたんです。
気付いていなかったんです。意識していなかったんです。
どの記事が人気があるか？という事を。
書いてりゃ伸びるんじゃね？と調子に乗っていて、
グラビアアプリが消えた瞬間に…『あ…グラビアだったんだ…』
その後もまったくアプリは復活せずに…。
そう思っていたら、一斉に認められていないAPIを利用している
非公式API使用アプリが一斉に抹殺されたんですね…。
これも絶叫でしたよ。Yahoo！が出している公式アプリが消えたんですよ！
あと、Wi-Fiスポットを探すアプリとかも消えました。
ぶっちゃけ『Apple水差すんじゃねぇよ…』ですよね。
オレたちはイケイケ！ドンドン！！で楽しんでいて、
これからだ！！と言っていた時に、『ガツンっ！』とやられちゃったんですよ。
2010年の振り返り-4月~5月
ただですね。準備してくれているんですよ。Appleは…。
ただですね。準備してくれているんですよ。Appleは…。
4月から5月にかけてiPadが発売されて、世界中が熱狂しました。
日本で年内にiPad50万台売れればいいんじゃね？と思っていたんです。
結果、50万台とかお話しにならないくらい売れてますよね。きっと。
iPadの発売に合わせて、『電子書籍元年だ！』とか言われ出して。
2010年の振り返り-6月
立て続けに6月。iPhone4発売。そしてiOS4の登場。
立て続けに6月。iPhone4発売。そしてiOS4の登場。
5月も6月もスゴかった。TVも雑誌もずーっとAppleの話題。
これには背中を押されました。
グラビア抹殺で落ち込んでいる私たちを
もう一度AppStoreで戦って良いんだと思わせてくれたし、
トラフィックも伸びて多くの人に見て頂いたし、日本的に注目をされました。
興奮しましたね。
2010年の振り返り-7月
と思ったら7月。『適当日記』と『もしドラ』がリリースですよ。
と思ったら7月。『適当日記』と『もしドラ』がリリースですよ。
電子書籍元年と言われてきたけど、元年に相応しいアプリって何なんだ？
色々出てるけどわからねぇぞ？という状況だったんですけど、
この2タイトルが『今年は電子書籍元年だな』と思わせてくれた。
凄ぇな…。iPhoneで読めちゃう。
『もしドラ』に関しては大ヒット！電子書籍含め200万部突破！
大ベストセラー。本屋に行けば、一番前の目立つ棚に山積みになっている本が、
iPhoneでアプリで、しかも本の価格の半額で買えてしまうという衝撃…。
まさに電子書籍元年だ。
私たちは…忙しかったんですよ…。
Appleに変な注射されて、私たちも止まれなくなっちゃった…。
目の前の事で本当に精一杯…。脳みそは思考停止でした…。
でもサイトの更新はしなければいけない。だからレビューだけは書こう…。
イベントやセミナーには引っ張りだこ。
そんな中、APPBANKとしても伸びてはいたんですが、悩みが…。
Appleの勢いに全く追いつけていなかった。
APPBANKって勢いあるメディアだ！とチヤホヤされましたけど、
Appleのスゴさに目が回る状態。世界中のデベロッパがそうだったと思う。
そんな混乱の7月に…。私たちは出会ってしまったんです。
7月に初めてフジナガさんお会いさせて頂いて、
スマートやろうぜというイベントに呼んで頂きました。
Appleの世界で最も下品な男たち=APPBANKという認識だったんです。
もっとも品の無いチームと言われていたんです。APPBANK。
私はこのイベントに行って目が覚めました。
恵比寿のライブハウスで、携帯業界の方々200人集めて、
皆『金！金！金！金！金！』言ってて衝撃を受けました。
私たちはその中でバイオリンアプリの演奏をさせてもらったんですが、
衝撃的過ぎて、帰って記事を書かせて頂きました。
海外のデベロッパの勢いがスゴ過ぎて、
私たちは日本の開発者に全く期待をしていなかったんです。
APPBANKに来るメールは英語ばかりだし。
定期的にオフ会をやっていますが、会わなくなった開発者が多くいました。
辞めちゃったんだなぁ。どこかに就職したんだなぁ。寂しいなぁ。
このまま日本に開発者がいなくなって、
開発者と一緒にiPhoneで盛り上がろう！となった時に、
海外に行かなきゃダメ！となったらどうしよう…。
日本をなんとか面白くして盛り上げないと…。
このスマートやろうぜというイベントは
これから『AppStoreに行くぞ！』という人がたくさんいました。
これからAppStoreを盛り上げる人が日本にはたくさんいる。
私は『目が覚めました』よ…。
APPBANKは再び思考し、走り始めました。
2010年の振り返り-8月
8月。APPBANKがTVデビュー！！
8月。APPBANKがTVデビュー！！
今、番組2本出させて頂いています。
TBS 革命テレビ (公式サイトに移動します。音が鳴ります。注意！)
tv asahi お願いランキング (公式サイトに移動します)
革命テレビは毎週レギュラー、お願いランキングは水曜日枠。
慣れないテレビ業界。『全力』でやりました。
iPhoneアプリをテレビに映し、日本中にアピールする時に、
変な芸人さんとかに、たぶん触ってもいないアプリを
『コレ面白いんですよぉ！ハハハぁ。』とか
変な持ち芸とかやられても、全然面白く無いじゃないですか！
iPhoneアプリ馬鹿にするんじゃ無ぇよ！！！！
お願いランキングも革命テレビも、
最初は向こうから『監修とかで手伝ってくれない？』と話しが来たのに、
オレを出させろ！アプリ一番触っているのはオレだ！！
全力でやりました。
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第3部に続きます。
12月16日夕方までにアップします。またご覧下さい。
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この講演(第2部)で話題に上がったアプリ
◉HOMERUN BATTLE 3D
AppStoreを盛り上げるべき、ノンブランドiPhone発信アプリ！
こういうゲームアプリがAppStoreを盛り上げるべきだ！と熱弁！
◉ちゃぶ台返し
大手ゲームメーカーだけが成功するAppStoreではダメだ！
引き合いに出されたアプリ。
◉ファイナルファンタジーⅠ
わずか半日でAppStore1位に躍り出た、スクウェアエニックスの看板ゲーム。
日本ユーザーに有料アプリを買わせるキッカケを作った伝説のアプリ。
◉ファイナルファンタジーⅡ
わずか半日でAppStore1位に躍り出た、スクウェアエニックスの看板ゲーム。
第2作目も見事ランク入りし、ワンツウフィニッシュを飾った。
◉適当日記
電子書籍元年を思わせた代表的なアプリ。
◉もしドラ
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
これが正式名称。電子書籍含め200万部を突破。電子書籍の代表的なアプリ。
◉String Trio - 弦楽３重奏
超多忙で目の前の事で精一杯だったAPPBANKを
再び走り出させたキッカケとなったイベント『スマートやろうぜ』
そのイベントで披露したエアバイオリン。その際使用したアプリ。
アプリ使用動画
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